
デジタルネイティブ特有の視点で新たな絵画表現にチャレンジする古家野雄紀は、江戸期をはじめとした日本の絵画、さらに現代日本のサブカルチャーを精査し、日本文化を再考するペインティングを制作している。
彼を代表する「群像図」シリーズは、今日のカードゲームやシールといったホビーカルチャーを連想させるが、その実は生命をテーマに螺旋の形状を取り入れて描かれており、その螺旋(DNAの形状)は、種の保存という「継承」や「持続」のイメージを伴っている。
また、少女をモチーフにしたシリーズは、日本画的な美人画の研究をベースとして制作されている。
ペン画によるドローイングはデジタルツールを経由させることでノイズやバグのような微妙なズレが発生するが、彼はそのバグを修正することなくそのままペインティング作品として仕上げる。
そうしたバグ、つまり予想もつかない現象は、私たちが生きる時代そのものをイメージさせ、そらには「そうした経験したことがない状況に対応し、適応することを余儀なくされた人間」という一つの生命、あるいは螺旋のあり方を示唆している。
作家略歴 「古家野雄紀」
1993年 愛知県出身2016年 東京藝術大学日本画専攻卒業
2019年 同大学大学院修士課程デザイン科描画・装飾修了
2022年 あべのハルカス近鉄本店にて個展開催
2024年 あべのハルカス近鉄本店にて「画集刊行記念展」開催
個展・グループ展多数開催。
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商品説明
デジタルネイティブ特有の視点で新たな絵画表現を続ける古家野雄紀氏の、今回は禅を題材にチャレンジした作品です。※ディスプレイ(モニタ)の都合上、商品画像は実際の作品の色と若干異なる場合がございます。
■ミクストメディア
■サイズ:0号
■額装
■包装形態:近鉄包装 ※かけ紙(のし)、リボン包装は承ることができません。