五代庵

五代庵
紀州路ショップ

五代庵の梅干しへの想い

忙しい人がとても多くなった現代。
食事を取る時間もままならないほど働き、休日といえば趣味に付き合いに忙しい。
夕方に家に帰り、家族とともに食卓を固める人たちはどれほどいるのでしょうか。
たとえ一人暮らしであっても夫婦二人ででも、心地よい空間での食事と言う時間はとても重要な気がします。

それと…、気持ちのこもった料理。
いくら高級食材を使っているものでも、家族が作る普段の料理の方が美味しく感じるのは、
作り手の顔が見えているから。
食べ物には目には見えないぬくもりが表れています。
梅干しも同じ、と紀州梅専門店である五代庵は思っています。

五代庵は紀州梅を漬け込みの職人たちが毎日梅と向き合い、
こだわりの製法を守りながら、一個一個大切に漬け込み熟成させています。
漬け込む作業に他社の何倍もの時間がかかったとしても、すべてはお客様のために。
「種までおいしい」という言葉が職人たちの明日への活力になっています。おいしいごはんとみそ汁に梅干し。
そんな日常のお客様が作り出すあたたかい食卓の脇役でありたいと思っています。

人気商品「紀州五代梅」の人気の秘密

創業185年以上続く老舗企業である五代庵の代表商品である「紀州五代梅」。売上ランキングでも必ず上位に入っている人気商品であり、優良県産品を推奨する「プレミア和歌山」を始めとする様々な賞を頂いております。梅にかける当社職人たちの熱い情熱と技術力の高さは一朝一夕ではいかず、日々研鑽を積み重ねた結果、全国でも有数の優良商品と認定されるようになりました。また、年間約1,000万粒以上出荷されている紀州五代梅はこだわりの減塩製法を用いることでその美味しさを引出しています。それは30年使い続けている漬液の中で、直接塩を抜く脱塩方法です。梅本来の味を損なわず濃厚な梅のエキスを存分に吸い込む事で種まで美味しい梅干しに仕上がります。

洗浄/こだわりの漬け込み

樽貯蔵された梅を洗浄していきます。ここでも、皮破れや形の悪いものは選別されます。洗浄には地下水を用い、紀州備長炭できれいに濾過された清水を使用しています。

五代梅の味の決め手はなんといっても漬け込みの回数です。最近の一般的な商品は一度きりの漬け込みで終わるため、水っぽく味が薄いのが難点です。五代梅は30〜40日間の漬け込みの間に3回に分けて味のせをします。これにより、皮が薄い南高梅に味が染みわたり、種までおいしくなります。

成分・官能・菌検査/パック詰め

漬け込み30日後、品質管理室で調味液と梅干しを成分・官能・菌検査します。官能検査とは、検査官3名が梅干しの外観・色調・風味に異常がないか試食して確認する事を言います。検査をクリアした梅干しは、最終5度目の選別をし、計量、パック詰めと作業が進みます。パック詰めは機械ではなく、薄皮が破れやすいA級梅干しはすべて手作業で行われています。そして、きれいに化粧箱に入れられ、さらに梱包されます。